令和5年1月13日付にて、「公益財団法人舩井幸雄記念館」は「内閣府」からの認定を受けました。
これにより、活動の範囲が、日本国内および世界へと広がることとなります。今後も、「舩井幸雄記念館 桐の家」の運営と世のため、人のために活動される団体様への助成活動を軸に、より一層社会貢献することを目的として事業を展開してまいります。
代表理事 佐野浩一
【2025年度助成金交付先決定のお知らせ】
公益財団法人舩井幸雄記念館
代表理事 佐野浩一
この度は、2025年度「助成金交付事業」に対し、計31団体様より公募を承り、誠に有り難うございました。
幣財団規定に則り選定した委員、計4名により、「助成金決定委員会」を執り行いました。
なお、「助成金決定委員会」委員は次のとおりです。
河野克典 (横浜国立大学客員教授 つながり方研究所・所長)
河瀬愛美 (株式会社伊豆おはな・専務取締役)
白鳥宏明 (理事、株式会社白岩運輸・代表取締役)
佐野ゆかり(事務局、あたみ・パンダの森ほいくえん・園長)
時代の変化とともに多様なニーズに対応するべく、より幅広い分野への助成を展開すべく、「観光」「文化」「教育」「暮らし」「福祉」「食と農」「自然と環境」「次世代」「バリアフリー」「ジェンダーフリー」「新技術」「子ども・若者支援」などを念頭に置いております。新たな分野としては、いよいよ「宇宙」という分野が加わってきました。公募にあたっては、そうした観点も念頭に入れて、検討いたしました。
本年度の公募希望総額は、41,713,150円に上りました。
助成総額は8,000,000円を予算としておりましたので、長時間にわたる厳正なる検討、審議を重ね、弊財団の設立理念、「世のため、人のため」に合致し、公益性、必要性、緊急性、継続性、財務状況などの観点から、いま本当に必要としてくださっていると考えられる団体をとして15団体様に決定させていただきました。総公募額は、8,000,000円となります。
本年度助成先と助成目的とその理由については、以下のとおりです。
特定非営利活動法人熱海ふれあい作業所
熱海市で就労継続支援B型事業所や共同生活援助事業所を運営し、障害のある方の生活や就労を支援しています。市街地から離れた場所にあるため、大規模災害時には避難が難しく、停電などのライフライン途絶への備えが必要とされています。そこで今回、災害時にも安心して利用者や職員が生活できるよう、ソーラーパネルで充電できるポータブル蓄電池の導入を計画。その費用として400,000円を助成いたします。
一般社団法人笑顔の架け橋
高齢者や障がいにより車いすを利用する方々に「旅をあきらめない」社会を実現することを目的に、安心・安全な旅行や外出の機会を提供し、支援者や仲間とつながるコミュニティづくりを行っています。今回、宿泊・旅行体験の実施や情報発信、支援者交流イベント、会員制コミュニティ運営などを通じて、安心して参加できる交流の場を育むための活動を計画。その実施資金として400,000円を助成いたします。
TEAM123(チーム伊豆山)
2021年の伊豆山土石流災害からの復興を目指し、地域の人々をつなぎ笑顔を取り戻
す活動を行っています。今回の事業「伊豆山祭」では、伊豆山神社の参道を舞台にミュージカルや映画上映、音楽イベントを実施し、地域の魅力を市民や世界に発信します。祭りを通じて復興と未来への希望を象徴する取り組みを進めるための一部資金として、500,000円を助成いたします。
一般社団法人知暁福祉会Salita Fuji
知的障害や発達障害などを抱える方を対象に、自立訓練や就労継続支援B型事業を行う福祉団体です。利用者が地域で安心して活動できるよう支援しており、通所や作業を通じて社会参加を促しています。今回、ご利用者さまの送迎や外出活動に不可欠な中古の8人乗り送迎車を購入するための頭金として500,000円を助成いたします。
静岡の未来を拓く会
地域の子どもや若者の居場所づくりや学びの支援を行っている団体です。市民や学校と連携し、子どもたちが安心して主体的に学び、交流できる場を提供しています。今回の事業では、放課後の学習支援や体験活動、地域との協働プロジェクト、メタバーススクールなどを通じて子どもたちの成長を後押しします。その実施のため500,000円を助成いたします。
社会福祉法人城山学園
児童養護施設を運営し、2歳から18歳までの子どもたち の生活支援を行っていま
す。卒園後は自立が求められるため、進学や就職の際に必要なスーツの購入費用が大きな負担となっています。そこで本事業では、卒園を迎える高校3年生5名に対し、スーツやネクタイ、靴などの購入費を補助し、社会への第一歩を支えることを目的としています。今回、その費用として400,000円を助成いたします。
一般社団法人志教育プロジェクト
青少年の「志」を育む教育活動や講師養成を行う団体です。特に世界青少年「志」プレゼンテーション大会を通じて、若者が自らの志を言葉と行動で表現し、社会とつながる機会を提供しています。今回は「第8回世界青少年『志』プレゼンテーション大会」を開催されるにあたり、ファイナリストには交通費を支給し、経済的事情に左右されず環境を志ある若者が集える環境を整備したいと考えていらっしゃいます。その費用として、400,000円を助成いたします。
一般社団法人脳フェス実行委員会
障がい当事者の社会参加と就労支援を目的に活動しています。医療・福祉・企業・行政を横断し、安心・外出・就労を結ぶ「Peer to Career」プロジェクトを推進しています。今回、障がい者版キッザニア「キャリアランド」を中心に、当事者と支援者・企業をつなぐ仕組みを整備し、社会的自立や孤立解消を目指す取組を展開する費用の一部として、1,500,000円を助成いたします。
未来創造ユースチーム
29歳以下の若者が集まり「学び・つながり・変化を創る力」を高める活動を行って
いる団体です。これまで232名が参加し、体験学習や交流を通じて成長の機会を提供してきました。今回の事業では、経済的理由などで体験活動の機会を持ちにくい子どもたちを招待し、熱海での体験イベントを実施するとともに、ユースチームの活動を広く周知するための広告広報を行います。その経費として、360,000円を助成いたします。
地球蘇生プロジェクト
映画制作や環境保全活動を通じて「森づくり」「ゼロ・ウェイスト」「自然農法」などを推進し、循環型社会の実現を目指している団体です。これまで映画上映や植林活動、オンラインコミュニティを展開してきました。微生物資材の散布や森づくり、多様な森づくりのための活動を全国各地で展開し、環境改善をさらに進めることを目的とした活動の一部費用として、500,000円を助成いたします。
特定非営利活動法人あいむ
福岡県内の居場所を持たない子どもや若者への支援を行っている団体です。虐待や家庭環境の課題を抱える子ども・若者を対象に、警固公園や駅周辺での夜回りやフリースペースの運営、個別相談支援を行い、安心できる居場所を提供しています。これらの活動を継続・強化するため、夜回り(20回/月)、フリースペースの開催(5回/月)、相談支援などを実施するための一部費用として、500,000円を助成いたします。
学校法人中野学園
国際NGOオイスカを母体とし、高校や専門学校を運営し「自然の恩恵に感謝し国際社会に貢献できる人材」を育成しています。校内に設置している学生寮や食堂は、本校の学生のみならず、長期休暇中他県の子どもたちのサッカー合宿等を受け入れています。今回、築40年になる食堂の老朽化に伴い、床・壁・天井の改修工事を行い、衛生的で快適な環境を整えるための一助として、600,000円の助成をいたします。
一般社団法人陽・真・輪・里(ひまわり)
同団体は、児童や若者の自立生活を支援する活動を行う団体です。安全で安心できる居住環境を提供し、自立に必要な生活スキルや就労・学習の支援を通じて、社会につながる力を育むことを目的としています。今回、新たに自立援助ホーム「陽だまり」を開設するにあたり、冷蔵庫や大型家具などの設備整備に必要な費用の一部として、500,000円を助成いたします。
ムーン・プロジェクト実行委員会
市民や子ども、高齢者、障害のある方、多文化コミュニティなど多様な人々が平和と記憶のメッセージを共有し、それをデジタルデータとして月面に保存するというユニークな社会文化的活動を進める団体です。今回、教育・福祉・医療・文化施設と連携し、ワークショップや作品募集、展示会を通じて広く参加を促し、未来世代に残す国際的なアーカイブを構築するための一部費用として、500,000円を助成いたします。
認定特定非営利活動法人REALE WORLD
スポーツを通じた国際交流と青少年育成に取り組む団体です。これまでインドやアジア地域でのサッカーや教育支援を行い、子どもたちの健全な成長と自立をサポートしてきました。今回、東ティモールにおいて元日本女子バレーボール代表選手らによる指導やバレーボール教室、さらに現地の子ども達と共にサッカーボール作りを行い、心身の成長と夢を育む機会を提供します。そのための渡航費や備品購入等に充てる費用の一部として、440,000円を助成いたします。
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1933年、大阪府生まれ。1956年、京都大学農学部農林経済学科卒業。日本マネジメント協会の経営コンサルタント、理事を経て、1970年に(株)日本マーケティングセンター設立。1985年、同社を(株)船井総合研究所に社名変更。1988年、経営コンサルタント会社として世界ではじめて株式を上場(現在、同社は東証、大証の一部上場会社)。"経営指導のプロ"としてコンサルティングの第一線で活躍するとともに社長職、会長職を歴任し、2003年に役員を退任。(株)船井本社の会長、(株)船井総合研究所、(株)船井財産コンサルタンツ、(株)本物研究所、(株)船井メディアなどの最高顧問を歴任し、グループ会社の象徴的存在だった。
著書は約400冊を超え、代表的なものに、『変身商法』(ビジネス社1972年刊、その後『船井流経営法』と改題)、『包みこみの発想』(ビジネス社1979年刊、サンマーク文庫1992年刊)、『未来へのヒント』(サンマーク出版1994年刊)、『エゴからエヴァへ』(PHP研究所1995年刊)、『百匹目の猿』(サンマーク出版1996年刊)などがある。
相模湾を一望でき、富士山が見える十国峠まで車で10分ほど。樹木が茂り、小川のせせらぎと鳥の声が聞こえる自然が満喫できるイヤシロチ。
晩年の舩井幸雄は、大都会東京を離れ、そんな熱海の山中に、住居をかまえました。2003年のことです。舩井は、かねてから、「自然に勝るものはない。そして、人間もまた自然の一部なのだから、自然の摂理にしたがって生きるのがよい」と伝えてきました。舩井にとって、最後の引越しは、まさにその言葉どおりのものとなりました。
「公益財団法人舩井幸雄記念館」は、舩井幸雄の功績を称えるとともに、舩井幸雄の理念、哲学、生き方、人間学を末永く後世に伝えて、広く一般の人々にその考え方を生涯にわたって学習してもらうことにより、明るい未来づくりに寄与する」ことを目的として、次の「4つの柱」からなる事業を実施してまいります。
■JR熱海駅から
タクシー10分
伊豆箱根バス笹原ヶ台循環 バス停「西山」下車 徒歩3分
■JR来宮駅から
徒歩20分
※傾斜の激しい坂道を登っていただくことになりますので、タクシーをご利用されることをお勧めいたします。
タクシー5分
駐車場有り
木・金・土・日・月、10時~16時(*最終入館時間=15:30」