みなさんこんにちは 舩井幸雄記念館の佐野純平です。
前回は「天地自然の理」の第2弾ということで、「天地自然の理」の大原則について紹介しました。
今回はまとめ編です。
「天地自然の理」の教えを簡単にまとめると、
人間も自然の摂理や宇宙の原理に則った正しい生き方をしようという教えです。
人間ももともとは天地自然の理に則った正しい生き方をしていたのですが、人間のエゴやもっともっと豊かになりたいというワガママから間違った方向に進んでしまい…
◎「宇宙の理」の
・「単純」で
・「調和」が取れていて
・「自由」で
・「公平」で
・「効率的」なもののことを指す考え方。
とは真逆の考え方をするようになってしまい、
◉「地の理」という
・「複雑」で
・「調和」が取れておらず(不調和)、
・「束縛」や
・「競争・搾取」がある社会
このような考え方が根づいてしまいました。
祖父の舩井幸雄が生きていた昭和から平成、そして令和へと時代は変わりましたが、まだまだ「地の理」の考え方から抜け出せていないところも多いと思います。
しかし、少しずつ変わってきている部分もあると私は思います。
とくに、バリアフリーの分野などはそうではないかと思います。
私が車いすユーザーになったのは今から6年前ですが、この5、6年でもかなり変わってきたのではないかと思います。
電車の線路とホームの間の隙間を小さくする工事などをやっているのを最近よく見かけますし、車いすや杖などの福祉機器もニーズに合わせ、かなり進化しているような気がします。
さらに、バリアフリー関連の情報も以前に比べると増えたように思います。
少し話が変わりますが、「LGBTQ」など、今まではあまり聞かなかった言葉なども聞く機会が増えましたよね。
これは良い兆しなのではないかと思います。
自然の摂理を大切にし、自分だけではなくて、みんなのために‼️共存、共栄していける社会を目指したいですね。
◯最後にご案内です。
舩井幸雄記念館の第28回新春講演会の開催が決まりました!
日にちは2025年の2月1日(土)
(次回の会場は熱海起雲閣音楽サロンです。)
ゲストには私の師匠で大尊敬しているお2人がいらっしゃいます。
⚫︎海外の障害者に向けた日本観光の英語情報サイト(ACCESSIBLE JAPAN(アクセシブルジャパン)を運営されているグリスデイルジョシュさん
と
⚫︎車いすトラベラーの三代達也(みよたつや)さんです。彼は車いすで世界一周をされた経験がある面白い友人です。
みなさまはバリアフリーってどのようなものをイメージされますか??
スロープや多目的トイレなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。
私も自分自身が車いすを使って生活するようになるまでは、ほとんど何も知りませんでした。
まだまだ6年ほどの私では分からないことも多いのですが、レジェンドのお2人は「バリアフリーは人の心だ!」と話されます。どんなに優れた技術や機械があっても,それを使うのは人です。バリアフリーも人がいて、その人の心があって通じるものですよね!
私では上手く伝えられませんが、その辺りは師匠のお2人が伝えてくれると思います。また、日本だけでなく、海外のバリアフリーのお話しなどもお聞きしたいと思っています。
詳細はまた近くなりましたらお伝えします。
お2人のコラボ対談などもございます。(今から緊張しているのですが、私も少しだけお話しさせていただく予定です。)
ご興味のある方はぜひご参加ください。
次回は11月18日に開催した公益財団法人舩井幸雄記念館主催の第27回講演会の講演録をお届けできたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(写真は記念館のテラスの餌箱をつつくスズメです。熱海は自然が豊かで、様々な命の力を感じる場所だと思います。)