理事・佐野純平の第33回講演会の講演録です🎵
先日開催しました第33回講演会、
「未来への分水嶺」
〜一人ひとりのチカラが発揮できる世界を〜のご報告です。
第一部は今回の講演会のゲストで、
Piece of Syria 創設者の中野貴行さんのご講演です。
中野さんからは、ご活動のきっかけや、現在取り組まれていること。
さらにシリアの人たちのエピソードなどを教えていただきました。
海外での活動に興味があった中野さんは海外青年協力隊に入り、そのとき配属されたのがシリアで、これがシリアのとのご縁の始まりだったそうです。
当時のシリアはとても美しい国で、そこに暮らす人々は暖かく、思いやりに溢れていたそうです。
しかし、2011年に始まった戦争や紛争によって、その美しい建造物の多くが破壊され、シリアの人々も傷つけられてしまいました。
そこで居てもたってもいられず、立ち上がられたのが中野さんです。
シリアは元々子どもたちの教育に力を入れている国で、大学までの就学率は90%を超える国でした。
しかし、子どもたちの学びの場もたくさんの被害をを受けました。Piece of Syria では、子どもたちが安心して学べる環境作りや支援に力を入れていて、少しずつ良い方向に向かってきているそうです。
また、印象的だったのはシリアの人たちの元々の暮らしは昼の2時には仕事を終え、そこからの時間は家族や仲間たちと食事をしたり、話をしたり、プライベートな時間を大切にされていたそうです。そして、彼らの幸せとは、暇な時間がたくさんあることだと!!
いまは紛争や地震の影響でなかなかそうも言っていられない現状ですが、とても素敵な考え方だと思いましたし、またそのような国に戻ることを祈ります。貴重なお話をありがとうございました。
第一部と第二部の間には、核兵器廃絶のための活動をしている静岡県高校生平和大使のお二人と熱海の音楽教室「ミズノアンサンブル」の生徒さんに、ミニコンサートをしていただきました。3曲、手話を含めて披露していただきましたが、暖かく包みこまれるような歌声に、会場は愛に溢れ、みんなで世界の平和を祈る時間になりました。
そして第二部の館長の佐野浩一は、舩井幸雄も生前親しく、長年に渡り大変お世話になっていて大尊敬しているネットワーク『地球村」の高木善之さんのお話をしました。高木先生は「美しい地球を子どもたちに」という理念を掲げ、長年、環境問題や社会問題に取り組まれています。
館長が初めてお話を聞いてから25年になりますが、高木先生が危惧されていたように、温暖化は進み、エネルギー問題も顕著に見られるようになってきました。また、それらに伴ってさまざまな問題も起きています。
もちろん、解決に向けての良い動きもありますが、そろそろ本気でみんなが人ごとではなく、自分事として捉える時期が来ていると話しました。
次にお話したのが、今回の講演会のタイトルでもある、「未来への分水嶺」という舩井幸雄の著書についてです。この本は私の生まれた1995年に出版された本で、分水嶺とは、物事や運命の方向性が決まる分かれ目という意味です。まだまだ世の中では争いが続きますが、そんな事をやっている場合ではない…今こそ、舩井幸雄の教えにあるように
競争ではなく共生…ギブアンドギブの精神…徳を積む生きかた…を目指していきたいとお伝えしました。
イベントの最後は中野貴行さんと佐野浩一のトークショーでした。改めて、幸せとは暇な時間がたくさんあることだという言葉の素晴らしさについてや、中野さんの服装のことが話題になりました。中野さんというと、ターバンなどをとりいれた、アジアンテイストのオシャレなイメージがあるのですが、今回はビシッとスーツ姿で、うちの母と妻が熱海駅に中野さんを迎えに行きましたが、イメージと違ってなかなか見つけられなかったそうです(笑)その独特のキャラクターと面白さで、
まるで漫才師のような2人のトークショーに会場は盛り上がりました。
そして、その後の会場で行われた懇親会では、カンボジアの孤児院の子どもたちと一緒に、十九穀米のおむすびを作って食べたり、児童養護施設にこの十九穀米を届ける活動を続けていらっしゃる熱海の薬膳料理「駒子レストラン」の西川駒子さんがお料理を提供してくださいました。駒子さんのお料理は、この日の講演会の雰囲気にぴったりのとても優しい味で、参加してくださったお客様もとても喜んでくださいました。本当に素晴らしい時間になりました。皆様、どうもありがとうございました。












